ケースを回避するには

ケースの解決は時間がかかります。そこで、ケースを未然に防ぐ対策をいくつかご紹介します。

ケースを未然に防ぐためのヒント

迅速な対応から明確なポリシーまで、買い手の満足度を高めてケースを回避する方法をご紹介します。

問い合わせ先を伝える

メールアドレスや電話番号を伝えることで、買い手が取引に異議を申し立てる前に、売り手と問題を話し合えるようになります。

明確な返品ポリシーを提示する

返品・返金ポリシーを見つけやすく、理解しやすくしましょう。

対応は迅速に

待つのが好きな人はいません。買い手からの問い合わせには、迅速かつプロフェッショナルな対応を行いましょう。

異議・クレームの解決案を提案する

カード発行会社にチャージバックを申し立てると買い手から連絡を受けたら、代わりにペイパル問題解決センターでケースを開始して欲しいとお願いしましょう。そうすることで、売り手と買い手の間で問題解決の機会が得られます。

買い手へのメッセージを投稿する

買い手が問題によって影響を受ける可能性がある場合は、問題解決センターにメッセージを投稿して買い手にお知らせください。例えば、国際配送の遅延により到着が遅れることがわかっている場合は、その情報を投稿して買い手に伝えることで、異議の申し立てを未然に防げます。


ケースを生むよくある問題

ケースを回避するには、買い手が直面する最も一般的な問題を理解することが大切です。これらの問題は3つのカテゴリーに分類されます。

商品の未到着

商品の未到着


買い手は代金を支払ったが商品を受け取っていない。

買い手の満足度を高め、「商品の未到着」ケースを減らすために、以下の戦略をお試しください。

現実的な配達日を提示する
買い手が不満を感じて早々に取引を中止することを回避するために、商品到着の予定を明確に、かつ現実的なタイミングで設定します。海外配送は時間がかかるため、海外の買い手には明確に到着日をお伝ください。


オンライン追跡機能を付けて配送する
オンライン追跡機能のある配送サービスをご利用ください。そうすることで、発送完了を示すだけの通常の送り状とは異なり、配達状況を確認できます。送り状の住所が、取引明細書に記載されている買い手の住所と一致していることをご確認ください。


運送保険に加入する
壊れやすい商品や高価な商品には運送保険の加入をご検討ください。商品が紛失または破損した場合に保険が適用になり、買い手と売り手に追跡情報および配達情報が提供されます。検討すべき点は以下の通りです。
  • 配送中に問題が発生した場合は、運送会社に保険金をご請求ください。売り手、買い手、運送会社が請求を行えます。保険金請求の手続きについての詳細は、ご利用になる運送会社にお問い合わせください。
  • 保険の適用範囲にご注意ください。荷物の種類、申告価格、運送会社によって、損失や損害に対する責任が制限されることがあります。運送会社に相談して、適切な保険にご加入ください。


リスクの高い注文の配送を遅らせる
高価で需要の高い商品は、特に海外への配送の場合、配送を24時間または48時間遅らせてください。悪徳業者は高価な商品をできるだけ早く転売するために、翌日配送を要求することがよくあります。


独自の配送サービスを利用する
注文品を配送する場合、買い手が指定する運送業者を使用しないでください。悪徳業者は到着した荷物をよく別の住所に転送しますが、この場合は「売り手保護制度」の適用が無効になります。


ドロップシッピング業者を利用する場合、またはドロップシッピングを行う場合はご注意ください。
損失を回避するために、信頼できるドロップシッピング業者を選択してください。ドロップシッピングを行う場合は、在庫管理や製品保証を含め、すべてのサプライヤーの審査を行います。これにより、商品の在庫を確保し、高品質な商品を提供することができます。


迅速に返品する
買い手に満足していただくために、返品は迅速に行いましょう。ウェブサイト上に返品ポリシーを明記しておくことが大切です。


在庫情報を最新の状態に保つ
商品が在庫切れの場合は、リストを更新して在庫状況を表示しましょう。また、入荷予定日を表示するだけでなく、在庫切れの商品の購入は予約扱いになり入荷待ちになることを表示してください。

商品説明との著しい相違


買い手が受け取った商品が、注文時に想定したものと大幅に異なっている。

買い手の期待に応える商品を提供するためのポイントをご紹介します。

写真を表示する
様々な角度から撮影した画像を使用しましょう。


詳細な説明を記載する
買い手の元にどのような商品が届くかわかるように、商品を正確かつ詳細にご説明ください。必ずウェブサイトや商品リストの内容と合わせてください。


明確な情報開示を行う
商品の機能的な欠陥や外観上の損傷は、明確かつ正確に開示してください。


質問に迅速かつ明確に答える
買い手から連絡があり問題を伝えられた場合、親切に対応し、前向きなコミュニケーションを行うことで、問題が大きくなるのを防ぐことができます。

未承認取引


アカウント所有者の同意を得ずに購入手続きが行われた。

買い手は自分のペイパルアカウントから無断で購入手続きが行われたと考えた場合、ケースを起こすことがあります。これは不正行為や、単純なミスや、誤解によるものかもしれません。このような事態を未然に防ぐ方法をご紹介します。

警告サインを確認する
大量の注文、配送先が高リスク地域の場合や、支払い後に買い手から配送先の変更を求められた場合にはご注意ください。これらは不正取引である可能性があります。


請求書に事業者名を明記する
こうすることで、買い手は請求内容を認識しやすくなります。


配送前に買い手に連絡する
注文情報の確認を行うと、買い手はミスや誤発注に気がつけます。


稀に、未承認取引で不正行為が行われていることがあります。不正行為を特定するためのヒントや、未承認取引によるケースを回避するためのその他の方法については、不正な注文を避けるためのガイドをご覧ください。

ペイパル「売り手保護制度」

ペイパルを安心してご利用いただくために、ペイパルの「売り手保護制度」プログラムは、未承認取引、取引への異議やチャージバックから、売り手のオンライン決済を保護します。* ペイパル「売り手保護制度」の対象になるには要件をすべて満たしている必要があります。

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